マンモグラフィについて
乳がんは、日本人女性の9人に1人が生涯のうちに経験すると言われている、非常に身近な病気です。乳がんを早期に発見し、適切な治療へと繋げるために、マンモグラフィ検査は欠かせない役割を担っています。四日市駅前よしかわ乳腺クリニックでは、放射線診断専門医である院長と、日本乳癌学会の乳腺専門医である女性の副院長が連携し、精度の高い画像診断を提供しています。私たちは、検査に伴う不安や痛みを少しでも和らげ、皆さんが安心して検診を受けられる環境を整えています。近鉄四日市駅から徒歩2分という立地を活かし、お忙しい方でも通いやすいクリニックを目指しています。
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マンモグラフィとはどのような検査ですか
マンモグラフィは、乳房専用のレントゲン検査のことです。乳房を上下や左右から板で挟んで平らに広げ、少ないX線量で撮影を行います。この検査の大きな特徴は、手で触れることのできない早期乳がんのサインである微細な石灰化を見つけるのが得意な点です。
乳房の中には、乳腺組織や脂肪、血管、そして病変などが重なり合って存在しています。乳房を薄く引き伸ばして撮影することで、これらの重なりを解消し、内部の状態をより鮮明に描き出すことができます。乳がんの中には、しこりとして触れない段階で、カルシウムが沈着した石灰化として現れるものがあります。これを確実に捉えることが、早期発見の鍵となります。
当院では、検診マンモグラフィ読影認定医師の資格を持つ医師が、撮影された画像を細部まで丁寧に確認しています。また、乳腺の状態によってはマンモグラフィだけでは判断が難しい場合もあります。その際は超音波検査を併用することで、より精度の高い診断を心がけています。
マンモグラフィと乳房超音波検査のちがいの詳細については「マンモグラフィと乳房超音波検査のちがい」のページを参照してください。
マンモグラフィ検査の流れ
マンモグラフィ検査は、以下のような手順で行われます。初めて受ける方でも不安を感じないよう、丁寧にご案内いたします。
- 上半身の着替え・・上半身のみ何も身に着けていない状態で撮影室へ入ります。
- 撮影位置の固定・・撮影台の前に立ち、片方の乳房を載せます。医師が乳房を適切な位置に整えます。
- 乳房の圧迫・・透明な板がゆっくりと降りてきて、乳房を圧迫して平らに広げます。
- 撮影・・圧迫された状態で数秒間、息を止めて撮影します。通常は上下方向と左右方向の2方向ずつを合計4回、もしくは左右方向に合計2回撮影します。
四日市駅前よしかわ乳腺クリニックでは、待ち時間の軽減に努めており、スムーズに検査を受けていただけるよう体制を整えています。検査中に痛みや違和感がある場合は、遠慮なくお伝えください。
乳がん検診(乳癌検診)の詳細については「乳がん検診(乳癌検診)」のページを参照してください。
対策型検診でマンモグラフィが推奨される理由
マンモグラフィは、欧米などの大規模研究において乳がん死亡率を減少させる効果が科学的に証明されている検査です。公共政策としての検診では確かな医学的根拠が求められるため、公費検診ではマンモグラフィが基本とされています。
一方、乳房超音波検査単独での死亡率減少効果は確立途上ですが、日本の研究(J-START)において、40代女性に対するマンモグラフィと超音波検査の併用が進行乳がんの累積罹患率を低下させることが報告され注目されています。
詳しい検査内容については、マンモグラフィについておよびマンモグラフィと乳房超音波検査の違いをご確認ください。
対策型乳がん検診が2年に1回と定められている理由
検診は受診頻度を増やすほど良いとは限らず、検査による利益と不利益のバランスを考慮する必要があります。公費検診が2年に1回と設定されているのは、以下の負担を総合的に勘案しているためです。
- 良性の変化を異常と判定してしまうリスク(偽陽性による過剰な精密検査)
- 受診に伴う身体的・精神的な負担
- マンモグラフィによる微量の放射線被ばく
- 費用や受診にかかる時間的負担
ただし、2年ごとの受診間隔では不安が残る場合、リスクや特徴を理解したうえで任意型検診を併用・追加受診することも選択肢の一つです。受診間隔についてもお気軽にご相談ください。
マンモグラフィの痛みについて
マンモグラフィ検査と聞くと、痛みが心配で足が遠のいてしまう方も多いかもしれません。乳房を板で挟んで圧迫する際、確かに多少の痛みや圧迫感を伴うことがあります。しかし、これには医学的に重要な理由があります。
なぜ乳房を圧迫するのですか?
乳房を薄く均一に広げることで、重なり合った乳腺組織を分散させ、隠れている小さな病変を見つけやすくするためです。また、乳房が薄くなるほどX線の散乱が抑えられ、画像が鮮明になります。さらに、撮影に必要な放射線量を減らすことができ、被ばくの低減にも繋がります。
痛みを和らげるための工夫
痛みを感じる度合いには個人差がありますが、できるだけリラックスして検査に臨むことが大切です。体が緊張して力が入ってしまうと、かえって痛みを感じやすくなることがあります。深呼吸をして肩の力を抜くように心がけましょう。また、生理前などの乳房が張っている時期は敏感になっているため、時期をずらすのも一つの方法です。
当院では、患者さんの状態に合わせて無理のない範囲で圧迫を行うよう配慮しています。精度の高い検査と苦痛の軽減を両立させることを大切にしていますので、不安なことがあれば事前にお気軽にご相談ください。
被ばくによる影響と安全性について
放射線を使った検査であるため、被ばくによる健康への影響を心配される方もいらっしゃいます。結論から申し上げますと、マンモグラフィ検査による被ばく量は極めて微量であり、健康に大きな被害を及ぼす心配はほとんどありません。
1回のマンモグラフィ検査(2方向撮影)で受ける放射線量は、私たちが日常生活の中で自然界から受けている年間放射線量の数分の1程度です。また、東京からニューヨークまで飛行機で往復する際に浴びる宇宙線量とほぼ同等と言われています。乳がんを見逃すリスクに比べれば、検査によるメリットの方が遥かに大きいと考えられています。
放射線診断専門医の立場から、私たちは適切な線量で最大の診断効果を得ることを常に意識しています。不必要な撮影は避け、最小限の被ばくで確かな安心を届けられるよう、検査の精度管理を徹底しています。気になることがあれば、いつでも質問してください。
生理中の受診について
生理中にマンモグラフィを受けても良いのか、迷われる方も多いでしょう。結論として、生理中であっても検査を受けること自体に問題はありません。ただし、受診のタイミングによって、検査時の感じ方が変わることがあります。
生理の約1週間前から生理中にかけては、ホルモンの影響で乳房が張ったり、痛みを感じやすくなったりする時期です。この時期に検査を行うと、圧迫による痛みを通常よりも強く感じてしまう可能性があります。もし、ご自身で乳房の張りを感じている場合は、生理が終わってから1週間後くらいの、乳房が柔らかい時期に予約を入れるのがおすすめです。
一方で、しこりや痛みなどの自覚症状がある場合は、時期を問わず早めに受診してください。症状がある場合には、生理周期を待つよりも早期の診察が優先されます。当院では完全予約制を導入しており、お一人おひとりの状況に合わせた柔軟な対応を心がけています。
乳房のしこりの詳細については「乳房のしこり」のページを参照してください。
豊胸術後でもマンモグラフィは受けられますか
豊胸手術(インプラント挿入、脂肪注入など)を受けられた方のマンモグラフィ検査については、慎重な判断が必要です。
インプラントを挿入している場合
シリコンインプラントなどを挿入している場合、マンモグラフィで乳房を圧迫することで、インプラントが破損するリスクがあります。基本的には、安全を第一に考え超音波検査による検診を推奨しています。
脂肪注入やその他の処置の場合
脂肪注入などの場合は、注入した脂肪が石灰化し、乳がんと見分けがつきにくくなることがあります。画像診断に精通した医師による慎重な読影が求められます。当院では、患者さんの安全を最優先とし、術後の経過や現在の状態を詳しく伺った上で、最適な検査方法を提案させていただきます。
豊胸術後の乳がん検診を希望される方は、必ず予約時にお申し出ください。どのような術式を受けたかをお伝えいただくことで、適切なアドバイスが可能となります。当院では、乳房の状態を総合的に判断し、必要に応じて地域の基幹病院とも連携を取りながら対応しています。
マンモグラフィについてのよくある質問
Q1. マンモグラフィだけで乳がんは100パーセント見つかりますか?
A1. 非常に優れた検査ですが、100パーセントとは言えません。特に乳腺が発達している高濃度乳房の方の場合、しこりが乳腺に隠れて白く写り、見つかりにくいことがあります。完璧な検査というものは存在せず、どうしても検査としての限界はあります。
Q2. 授乳中でもマンモグラフィは受けられますか?
A2. 受けられます。ただし授乳中の乳腺は発達しており、全体的に白く写るため、診断の精度が落ちることがあります。また、圧迫によって乳汁が漏れ出すこともあります。授乳期にも乳癌は発生するため、日頃から変化がないか気にかけておくことも重要です。心配なことがある方は、お気軽に当院にご相談ください。
Q3. 検査結果はいつわかりますか?
A3. 四日市駅前よしかわ乳腺クリニックでは、放射線診断専門医である院長が読影し、その場で結果をお伝えします。乳腺専門医の副院長も後ほど読影し、ダブルチェックの読影結果も改めてLINEでお伝えします。
Q4. 男性でもマンモグラフィを受けることはありますか?
A4. はい、男性にも乳腺はあるため、乳がんが発生する可能性があります。しこりなどの症状がある場合には、男性であってもマンモグラフィ検査を行うことがあります。気になる症状があれば、性別を問わずご相談ください。
当院でおこなっているマンモグラフィについて
四日市駅前よしかわ乳腺クリニックでは、画像診断に特化した診療を行っています。乳がん検診において、画像から小さなサインを読み取る能力は極めて重要です。当院では、以下の強みを活かして検査を行っています。
- 専門医による読影・・日本乳癌学会の乳腺専門医と、放射線科の専門的な知識を持つ医師が、それぞれの視点から画像を厳密にチェックします。
- 高水準な画質へのこだわり・・微細な石灰化も見逃さないよう、適切な撮影技術と画像管理を徹底しています。
- あたたかみのある対応・・医師夫婦二人で運営する小さなクリニックだからこそ、一人ひとりの患者さんの不安に寄り添った診療が可能です。
三重県四日市という地域において、乳がんの早期発見を担う拠点でありたいと考えています。近鉄四日市駅から歩いてすぐの通いやすい場所で、皆さんの大切な健康を守るお手伝いをいたします。私たちは、異常がない方には安心を、精密な調査が必要な方には適切な方針を示すことを使命としています。
乳がん検診で「要精密検査」と言われた方への詳細については「乳がん検診で「要精密検査」と言われた方へ」のページを参照してください。
院長より
マンモグラフィ検査に対して、「痛そう」「怖い」というイメージをお持ちの方は少なくありません。しかし、その数分間の検査が、あなたのこれからの健やかな日々を守る大切な一歩になります。当院では、専門性を活かし、できるだけ負担の少ない、精度の高い検査を提供することに力を注いでいます。どんなに小さな不安でも、私たちに話してください。皆さんが勇気を持って踏み出した一歩を、私たちは全力でサポートします。どうぞ安心してお越しください。
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